『私を諦めるため 飲まれる人ごみのほうが 私にはよっぽどあったかいのです』
「candle」より
『卒業と、それまでのうとうと』での衝撃的なデビューから半年。
パスピエとの『最終電車』やくるり主催『WHOLE LOVE KYOTO』出演など話題を賑わせ続ける泉まくらが新曲を発表。
『candle』は前作でも高い評価を得た〝nagaco〟RemixはMaltine Records、術ノ穴からもリリース控える札幌在住 注目のビートメイカー〝PARKGOLF〟がサポート。
成長続ける今の泉まくらを是非体感してほしい。
*配信のみのリリースになります。
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揺らしてよ 溶かしてよ
いいよ
抱いている 消えない程度に
たたんだ傘みたいに ただ静かに泣けた
今日はぐっすり眠れそうなのに
もったいない気がしてそわそわ
もうなんだか
妙な不安が「一緒に眠ろう」だって
なんでそんなこと
今日はしたくないの 明日もしたくないの
らしい、らしくないの間
行ったり来たり やな予感がする
引きずって歩く 後悔とか
終電逃したし 新しい場所に行きたい
探してる 私を諦めるため
飲まれる人混みのほうが
私にはよっぽど暖かいのです
揺らしてよ 溶かしてよ
いいよ
抱いている 消えない程度に
大袈裟だと笑った君にはずっと知らないで居てほしい
もうじき春も来るし
もし来なくても 暖かいとこに居て
人って陽を浴びて笑うもの
簡単に傷つくから 傷つけ方も知っている
似る仕草や語尾も
思い出したくない過去になるかもなんて
考える暇ばっかり ありすぎてうんざり
ありがとうもさよならも捨てたつもりでいたのに
揺らしてよ 溶かしてよ
いいよ
抱いている 消えない程度に
フラッシュバック光る
明ける夜
ただいま 暗い部屋
怖くない 繋いでた電話切ったからって
私はひとつの灯火
揺れる、溶ける 消えるとは違ういのち
ときどき笑う
揺らしてよ 溶かしてよ
いいよ
抱いている 消えない程度に